奨学社小学生特進クラスの父母説明会の感想(池田教室)

奨学社の父母説明会の内容・感想小学生の家庭学習

奨学社の小学生特進クラスのことが知りたい。
奨学社は中学受験についてどんな考えを持っているの?
奨学社の池田教室はどんな感じ?

という、年長さん~小学生低学年のお子さんをお持ちの親御さん向けの記事です。
実際に息子を2020年春、小学1年から通わせていますがまったく不満はありません。
2022年度、小学3年でも継続して通わせています。ギリギリまで奨学社に通わせて、小4の前に転塾させる予定です。(追記:小4の前に転塾しました(^^))

この記事は、2020年冬と、2021年、2022年に行われた父母説明会の内容を含んでいます。
きっと参考になると思います!

・小学3年までにどんな内容のことをするのか
・中学受験に向けて次の塾はどうするのか

・家庭学習の注意点

などに触れていましたよ。きっと参考になることがあると思います♪

奨学社とは

小学校低学年、小学校受験のためのエリート進学塾。
小学校の受験塾として有名ですし、同時に難関中学受験を考える小学校低学年のための進学塾としても有名な塾です。毎年多くの卒業生が、4年生から大手進学塾のトップクラスに入塾を果たしています。
奨学社では「子どもの秘めた能力は、少しでも早い時期から開花させてあげることが重要」と謳っており、小学3年までに難関中学受験に対応した5・6年生の内容まで先取り学習しています。
授業やテキストの内容は、もちろん難問もありますが、低学年でも身につけれるようなカリキュラム、絵や図の多用など工夫されています。

個人的には、とても教材がよかったのでこの塾が6年生まであればなぁ、という気持ちもありました。

奨学社の、中学受験・大学受験の考え方について

今回説明してくれた奨学社の先生のおすすめは、「中高一貫校」で6年間で目指す大学受験に必要な学習を行うこと。簡単に言うと、「中学で高校受験の勉強をして、大学受験の勉強を3年間する」より、「中学から6寝間、大学受験の勉強をする」方が効率が良いというものです。

別記事で「浜学園の説明会」を書いていますが、浜学園でもこの「中高一貫校」で大学受験をする考えである印象を受けました。

【保存】浜学園の保護者説明会(オープンテスト時)の内容・感想(豊中教室)
「中学受験の塾に、浜学園を考えているけどどんな塾?」「浜学園の保護者説明会ではどんな話があるの?」これらのことが気になっている方向けの記事です。

奨学社は小学3年まで。中学受験を見据えた転塾について

奨学社は3年生までの塾です。中学受験の目標校に向かって、4年生から別の塾に行くことになります。次の塾に浜学園や希学園などの有名進学塾が候補としてあると思います。
浜学園や希学園などは、そのときの実力でクラス分けされるのでそこで「トップクラス」に入れたらその後の高い目標校を目指すベクトルがなだらかになる。実力が低いクラスに振り分けられたら高いレベルに持ち上げるのは大変とのこと。
なので、奨学社では<目標は、4年生からの進学塾に、トップクラスで入ろう!>という考えで、浜学園へ移るときでも遅れのないカリキュラムにしているとのことです。

ここまでの感想ですが・・・奨学社のカリキュラムは小学4年生から浜学園のトップクラスに入塾することを想定したカリキュラム、なのかな感じました。

実際に小学3年では、灘中など実際の受験問題をやっていく(「道の行き方」の応用など)とのことです。
1期では「等差数列」「N進法」や「ニュートン算」など文章問題が増える。
2期では「消去法」「平均算」「過不足算」「方陣算」など先取りしている。
(方程式をやっているのと同じこと)
とおっしゃていました。

小学4年以降のおすすめ塾のお話

難関中学受験を考える次の進学塾のおすすめは、以下の塾があるとのことです。
①浜学園 ②希学園 ③日能研(にちのうけん)、馬渕(まぶち)教室

●浜学園は自己責任型。レベルの高いところで競り合うならココ。
集中クラスへは、レベルの高い生徒が他塾などから移ってくる。
●希学園は面倒見がいい塾。元 浜学園長が設立された。料金が高額っぽい。
など塾それぞれに特徴があるそうです。

どこの塾に行くかは体験などで雰囲気を感じてから決めたらいい。
できれば途中で塾を変えたりせず通しでいく方がいいので塾選びは慎重にして、少なくともラスト2年間(5年生・6年生)は塾を変えずに行く方がよいとのことでした。

ちなみに、目標は高くもっておきたいので浜学園のテストは受けて力試しはしておきたいですね。

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奨学社で重視している教材について

奨学社では、数年前から教材「とび読」「思考力道場」に重点を置いているそうです。
これまでは先生が一方的に話す「講義型」だったが、文部省が推進するアクティブラーニング「能動的・生徒参加型」の教育を、奨学社での解釈「生徒が、問題解決できるようにする」を目指した結果、教材「とび読」に力をいれることにしたとのこと。

教材「とび読」
読解力をつける教材だが、文章を読んで想像させ、それを自ら発言することを行う。翌週に「絵」を見て自分のイメージとあわせる。(正確な答えはない。自ら(能動的に)発信すること)
今後、国語の記述式問題は、「相手に伝わるように表現すること」が求められると考えている。
内容・イメージなどは奨学社オリジナル。子どもが好きそうなイラストですよ(^^)

教材「思考力道場」
受験のためのプラス問題。やってないとすぐにとりかかることができない難解な問題だが毎週やっていれば、反応することができるようになる。「えっ?」と思う問題もやっていれば「当たり前」になる。この「当たり前」感持てるようにを徐々にやってきている。

家庭学習について

各ご家庭での学習について以下のことを教えてくれました。
さらっとおっしゃってましたが、それぞれをちゃんと実践すればとてもよいと思います。

①小学1年生は「幼さが出て集中できず、ポカミスで怒られるので可哀そう」と言っておられました。(態度が悪いのは怒るべきだが) 精神年齢が上がれば、自ら修正していくので、親は気長に付き合ってあげてほしい。褒める・怒る・・・の繰り返しになります、とのことです。

②ちゃちゃっとできるのに、グズグズする。対策としては、部屋中に「かけ算」や「星の名前」など貼って「家中勉強部屋」にする作戦もいい。勝手に覚えていってくれる。

③「覚える=暗記」系の理科はぼちぼちはじめていって暗記させていく。「旺文社 わかる理科 4~6年」というのを紹介していました。

④雰囲気、環境を変えると気持ちが切り替わってよい。おとうさん、おかあさん、おばあちゃんなど、一緒に勉強する人が変わるというのもよい。場所を変えて、図書館やカフェなどで勉強するのもあり。

⑤子どもたちに「おとうさんやおかあさんに質問しておいで」といっている。「おとうさんは答えられなかった」となっても、これにより子どもは覚える。低学年の間にこれをやると1年ですごく覚える。旅行などでも、普段の生活でも工夫していってほしい。

池田教室について

説明会は奨学社池田教室の子どもたちが実際に授業を受けている教室で行われました。

コロナ禍なので透明のしきり板が各机に配置されており、机同士も間隔がとられています。先生との距離はもっと間隔があいていて、先生の方もしきり板があります。プロジェクターを使い、正面のスクリーンに教材を映して授業をしているようです。子どもを送るのはいつも入り口までなので教室の中が見れたのはよかったです。

今のところ、奨学社さんに通って不満はありません。

池田教室は、阪急池田駅の隣のNステーションビルのB1Fにあります。池田駅からつながっているので雨などは心配いりません。慣れれば、小1の息子もひとりで電車に乗って帰ってきます。電車でのアクセスはよい方ですし、阪急沿線なので比較的治安は良いと思います。
車での送迎時はNステーションビルの前で多くの停車が発生していますが、Nステーションビルには地下駐車場があります。1時間300円ですが利用した方が安心です。

まとめ

中学受験・大学受験について
・奨学社は小学3年生までなので、小学4年生では塾を移ることになる。
・中学受験の塾として、浜学園や希学園などがあるが、これらのカリキュラムに遅れにない学習カリキュラムを組んでいるとのこと。(浜学園などへ移るとき、トップクラスで入塾できれば、その後の学習ベクトルがなだらか。低いレベルのクラスに入ると、レベルアップが非常に大変)
・奨学社の小学3年では実際に難関中学受験の問題をやっている。
・奨学社の次の塾候補は、浜学園・希学園・日能研・馬渕教室。
・どの塾に行くかは体験など通して慎重に決めること。受験までのラスト2年は塾を変えない方がよい。
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奨学社で重視している教材
・奨学社で重視している教材は「とび読」と「思考力道場」。
・「とび読」は単なる読解だけでなく、文部省が推進するアクティブラーニングを目指したもの。
・「思考力道場」は受験のためのプラス問題。知らないと「えっ?」となる難解な問題を普段から慣れさせることが目的。

家庭学習について
・小学1年生は「幼いので集中できる時間が短い」。親は気長に付き合ってほしい。
・ぐずぐずして勉強しないの対策として、部屋のあちこちに「かけ算」や「星の名前」など貼って「家中勉強部屋」にする作戦がよいとのこと。
・「覚える」系の理科はぼちぼちはじめていって暗記させていく。
・雰囲気、環境を変えると気持ちが切り替わってよい。教える役も、父・母・祖母などで。
・親に質問して、親が答えられなくても、この行動・結果によって子どもはどんどん覚えていく。
・旅行や普段の生活の中でも工夫していってほしい。

奨学社池田教室について
・池田教室(大阪)は、治安が比較的よい、阪急池田駅とつながったNステーションビルB1Fにある。
・教室は、透明板などコロナ対策を施されている。

息子の将来を考えて奨学社に行かせています。小学1年から勉強三昧にするのもどうかなと思ったのですが、勉強する習慣は小学校低学年の内に身につけされる方がよいとの話もあります。その意味では、「これだけはやる必要がある」と子供に言えるので明確な勉強の道しるべとなっています。息子も今の状態が当たり前のこととして、机に向かう習慣も少しずつついてきていると思います。

奨学社さんは、正直とてもよい塾です。転塾先をいろいろ見ていて感じます。なぜ4年生以降もやってくれてないのかなぁ・・・って。(ないものは仕方がないのですが)
あとは、今のまま小学3年まで続けるか、それとも早い段階で別の塾に移るか・・・まだまだ悩みますががんばっていきたいと思います。

ちなみに、離れているので行っていませんが奨学社と悩んでいたのは浜学園さんです。そちらの説明会の記事もあるのでよかったらご覧ください。

【保存】浜学園の保護者説明会(オープンテスト時)の内容・感想(豊中教室)
「中学受験の塾に、浜学園を考えているけどどんな塾?」「浜学園の保護者説明会ではどんな話があるの?」これらのことが気になっている方向けの記事です。

【おすすめの教育書籍】
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