この記事は
●子どもが勉強しないで遊んでばかりいる。
●勉強が「嫌だ」と言ってなかなか勉強しない。
●どうすれば勉強してくれるだろう?
●子どもが、勉強のやる気を出す方法ってないかな?
という悩みをもつ親に向けて書いた記事です。(わたしも同じく悩んでいる親のひとりです)
私の子どもは小学1年生(2020年11月時点)なので、小学校低学年向けの記事となっていますが、幼稚園児、小学校高学年の親の方々向けにも参考になることがあるかもしれません。
わたしは勉強の専門家ではありません。でも、子どもの将来のために、誰よりも真剣にわが子のことを考えています。インターネットや本をいっぱい読み、セミナーなどで専門家のお話を聞きました。その結果、ほとんど同じようなんことを言っている、と感じました。
学んできたことは自分でできることも多いので、実際にわが子に実践してみています。それを、子供が「どう感じているか?」「結果はどうだったか?」など、自分の覚書も兼ねて、試行錯誤した実体験を記事にしています。
【実体験に勝る事実はない】と思いますが、子どもはひとりひとり違いますので、参考になるところがひとつでもあればいいなと思います。
大前提として「親」がめっちゃ大事!
子どもが勉強している横でスマホを見たり、テレビを見てませんか?
子どもに勉強しなさい、といっていながら自分は勉強していますか?
子どもは親を見て親を真似て成長してきているのは、赤ちゃんから育ててきて知っているはずですが、子どもが大きくなって意思を持つようになるとなんか忘れてしまいがちです。わたしも失念しかけていました。
でも相手はまだ「子ども」なんですよね。まだ「大人」になっていないので、親が頼りなのは変わらないし、身近な親をみて、真似るのは自然なことでした。(なまいきな口をきいても、一人ではできないことの方が多い・・・)
この真似るということは心理学に「目標感染」というのがあるそうです。親が子どもの前で積極的に楽しんで勉強している姿をみて、子どもも真似をする=最高のお手本になる、というのです。なので、わたしも子どもの前で仕事の勉強をするようにしています。
自分の時間を削って夜勉強してたので一石二鳥です
親のすべきこと(勉強する子に変える仕掛け)
①命令口調で強要しない
命令は、子どもの自主性を失わせる使ってはいけない言葉です。
特に
「早くしなさい」
「ちゃんとしなさい」
といったことばは、押し付けられてるとやる気がなくなって逆効果。それどころか、子どもの自己肯定感を壊してしまうので、使っていたらすぐにやめましょう。「親にやらされている」と感じる命令口調をやめ、「自分のために頑張る」という風にもっていきましょう。
②一緒に将来のことを話して「自分のため」ということに気づかせる
親がひとことも「勉強しなさい」と言わないのに、勉強する子はいる・・・自分から勉強する子は、勉強する意味を理解している、または、将来のイメージを具体的に思い描けるケースが多いそうです。
また、「勉強しなさい」と声をかけられない方が長く勉強するという調査結果もあるそうです(ベネッセの調査結果)。「勉強しなさい」と言わないのは親にとっても覚悟が必要です。でも「言わなくても勉強する子」に育てたいです。なので、「勉強する意味」=将来の自分の為、を早く気づかせてあげたいと思います。私も、ちょっとずつ将来の話をしています。「勉強しなさい」という命令形ではなく、「何時からする?」「そろそろ一緒に勉強しようか」という言葉をかけるように意識しています。
③一緒に勉強法を探し、する・しないの判断は子どもに委ねる
1日の、1週間の、学習計画を一緒に建てたり、親が一緒に勉強したり、勉強をみてあげたりすることは非常に効果的。親がしっかり見守っていることが子どもにとって安心感を与えるからかもしれません。私も家にいる時間はほぼ子どものことが中心。子どもが帰ってきたら宿題や今日の課題を一緒に見て「じゃあ、がんばろうか!」「先に休憩するの?じゃあ、勉強は何時からする?」と子ども自身に決めてもらうこともしています。時間をきっちり守るのはまだできないときも多いですが、「遊んだあとは勉強する」と決めたら、やっぱりやりますね。(スムーズじゃないときももちろんありますが)
④上達した点・長所などをほめて自信をつけさせる
自ら学習意欲が出るようにする方法として、「ほめる」があります。上達した点、長所などをほめて「自信」をつけさせてあげると、自ら動く原動力になりますね。
⑤勉強の習慣をつけれるようサポートする
学年が上がれば上がるほど、勉強の習慣化は難しいようです。中学生にまでなるとそこから習慣化するのはめちゃくちゃ大変とか。なので、小学校低学年から「勉強を習慣づける」ことが言われています。
わが家では、起床後と帰宅後に30~60分ほど勉強することを試みています。
「今日は少ししか遊べなかったぁ」とグズるときもあるので、勉強が嫌いにならないかハラハラしています。そのときの調子を見ながら量を減らし、教科を変更したりして、なんとか習慣化してあげたいと思ってがんばっています。
⑥子どもの調子を見て進め方を変える
小学校低学年の子どもが同じ作業で集中できる時間は「自分の年齢+1分」で、なかなか短いです。学校の授業や塾なんか半分くらい集中できてないんじゃ、と心配になりますが・・・そこは教育のプロなんでしょうね。ある塾では「同じことは10分までにして、10分で次のことに切り替えている」そうです。
家でするなら・・・「たし算(10分)」→「漢字のかきとり(10分)」→「休憩(10分)」→「図形(10分)」→「読解(10分)」→「休憩(10分)」・・・というのもありかなと思います。お子さんのペースで楽しく、集中できる工夫をしてみたら、机に向かうのも苦ではなくなるような気がします。うちの子は「じっ」できないのですが、細かく切って勉強してみたら、意外と机に向かう時間が伸びてきてる感じがします。
でも、ほんとに疲れてたり、集中できないと思った時にはしっかり休ませて、決して「勉強は楽しくない」と思わせないようにしましょう。
親が意識しておくこと
子どもは親の言葉・振る舞いを見て育つので一緒の時間を大切にすること。一緒に楽しむことで会話もはずみ、語彙・考え方等を多くを学ぶことができるという。
前述しましたが、どの書籍、セミナーなどでも「親を真似る」ということを必ず言っていました。子どもにだけ「勉強しなさい」と言わず、自身も子どもの前で勉強し、たくさん会話して語彙や考え方を見せ、一緒に出掛けて行動やモラルを真似させることが重要なんだな、と思います。
小学生のうちは、集中力が長続きしないし、「勉強のしかた」もよくわかっていません。なので、ひとりで勉強させようとしても長続きしにくいのが現実だと思います。そこでよく聞く「リビング学習」が効果的みたいです。家事をしながら見守ってあげて、要所だけ声をかけてあげるとよいですね。
親がしてはならないこと
他の子と比べて成績やテストの点数を責めることは、子どもにとってつらいことです。その結果、勉強自体が辛いものになる恐れがあります。絶対にしないようにしたいと思います。
「もっとできるはず」と決めつけるとやる気を削ぐみたいです。また過去の失敗を蒸し返して「同じ間違いをしたらペナルティ」とかいうと、間違えたときに怒られたことを思い出して委縮してしまい、こちらもやる気をそがれてしまいます。
そして前述の3つの命令口調。
「勉強しなさい」
「早くしなさい」
「ちゃんとしなさい」
といったことばは、押し付けられてる感じてとやる気がなくなって逆効果。それどころか、子どもの自己肯定感を壊してしまうので別の言い方に置き換えていきましょう。
まとめ
〇大前提「子どもは親を真似する」だから「親」がどうするか、は非常に重要です!
親が積極的に楽しんで勉強する姿を見せると子どもも真似をする。
(子どもと一緒に自分の勉強もできるので一石二鳥!)
子どもに勉強させて、親はスマホ・テレビを見るのは大問題です。
〇親のすべきこと
①命令口調は自立心を失わせるので使わないこと
②将来のことを一緒に話し合って「勉強は自分のため」と気づかせる
③親は一緒にいてあげ、勉強開始時間などを子どもに判断を委ねる
④上達した点・調書などをほめて自信をつけさせる
⑤勉強の習慣をつけれるようサポートする(できるだけ低学年から)
⑥子どもの調子に合わせて、勉強内容・量を調整してあげる
〇親が意識しておくこと
①子どもは親の言葉・振る舞いを見て育つので一緒の時間を大切にする
②子どもに、親も積極的に楽しんで勉強する姿を見せる
③集中力が長続きしない小学生時はリビング学習で要所だけ声をかける
〇親がしてはならないこと
①他の子と比べて成績や点数を責めない(勉強自体が嫌いになる)
②「もっとできるはず」と決めつけるとやる気を削ぐ
③「同じ間違いをしない」というと過去を思い出して委縮しやる気を失う
④「勉強しなさい・早くしなさい・ちゃんとしなさい」命令口調は使わない
本来、子どもは好奇心が旺盛なんです。勉強も「知らないことを知ることができる」「できないことができるようになる」という点を楽しむようになれば、これ以上のことはありません。これを目指しています!今だって「昆虫が好き!」といっては自分から本を読み、ネットで調べるんだから、興味を持ちさえ(学習意欲を高めさえ)すれば、勉強も楽しくなるはず。
かわいい子どものために、今できること、だけでなく、将来のことを考えまくってあげたいと思っています。
【おすすめの教育本】
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